トラック運転手の年収を暴露する会 » 待機時間の問題について

トラック運転手と待機時間

トラック運転手は荷物を運ぶだけと思っている人は案外多いですが、実は自己管理も重要な、なかなかに難しい仕事です。また、車の点検もある程度は自分で出来る必要があるので、整備知識も重要です。

しかし自己管理だけではどうにもならない部分もあり、特にもどかしいのは、倉庫の待ち時間でしょう。

運ぶ荷物がないと仕事が始められないのに、荷物の準備ができていなかったり、他の車がたくさん来ているために荷卸しの順番待ちが発生したりと、事情は様々ですが、長い時は数時間単位で待たされます。

これだけあればかなりの距離を走行できるうえに、トラック運転手側の努力ではどうしようもないところなので、この手の問題はもどかしい部分です。

一例として、納品時にすでに40台もの車が並んでいて荷物を下ろすことができず、昼までに次の仕事に行ける予定が午後までそこから動けなかった、などということもあったそうです。

昼までに次の仕事に行けると思ってスケジュールを組んでいれば、次の仕事をキャンセルする必要があり、キャンセルすることで相手方からそれ以降の仕事も来なくなるという悪循環も発生します。

インターネット通販が増えた現代では、運送会社が取り扱う荷物量も増えており、指定時間もあるため、同じタイミングでひとつの倉庫に車が集中してしまうことも珍しくありません。

一方で荷主はそういった事情をあまり理解しておらず、長時間トラック運転手を待たせることをなんとも思っていないということも多いそうです。

この積み下ろしの順番は到着順になるため、本来は法律で連続走行できる時間や休息が定められているのですが、これをこっそりと破ってでも急いで到着しようとするトラック運転手もいるそうです。

このような事態を解消するためにも待機料を設けたらどうかという話もあったそうですが、現在のところそれはまだ実現されていません。

特に歩合制の場合、運んだ荷物量で給料が決まるため、この待機問題は非常にやっかいです。